バイオメディカルセクター

バイオメディカルセクターの未来とは〜トレンド・タレント・テクノロジー〜

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Singapore Centre for Research in Innovation, Productivity and Technology (SCRIPT)の協力を得てMurdoch大学がパネルディスカッションを主催した。テーマは「トレンド・タレント・テクノロジーの視点から見たバイオメディカルセクターの未来について」だ。Cambridge大学の医学微生物学コンサルタントであり、Addenbrooke’s病院でかつ医学及び感染症・ウイルス学の教鞭をとり、臨床ウイルス学コンサルタントでもあるChris Smith氏により、世界を見据えた今後の重要事項の見通しと課題について主講演が行われた。

本講演ではまず、Smith氏はいくつかの懸念事項を指摘した。

1つ目は、人口増加とそれに伴う人口密度の上昇により、限られた資源をどう有効活用するかという問題。2つ目は、交通インフラの発達により人の移動の高速化が可能になりウイルスの潜伏期が終わって発症する前に長距離移動してしまうことで、感染症が容易に感染拡大してしまう問題。3つ目は地球温暖化の問題。最後に高齢化の問題。

そしてそれらの問題を解決するかもしれない生物医学の躍進による5つの興味深い見識を披露した。

1. 将来的に薬のテーラーメイド化を可能にするかもしれない、iPS細胞を基に腎臓を培養する技術
2. 心臓における繊維芽細胞に変える遺伝子の発見
3. 加齢黄斑変性症の治療として網膜色素上皮細胞を培養を可能にする技術
4. がん細胞と健康な組織を判別することができる外科用メスの開発
5. 多大な患者情報を共有し、より効果的なコミュニケーションを可能にするためのビッグデータの活用

これらのチャレンジは短期的に見ると実用不可な取り組みに思えるかもしれないが、全く望みがないわけではない。Smith氏は「とても素晴らしい人々がこの時期に素晴らしい研究を行っており、私達が抱えている様々な問題を解決する手助けをしてくれています。病気になるにはこれ以上ない良いタイミングですよ。」とジョークを交えて、講演を締めくくった。

 

iKnife
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