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ヘルスケア支出164%増加予想(2024年)

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ベトナムはヘルスケア企業にとって、今なお魅力的な市場である。

「医療・ヘルスケアに対する支出の増加が予想されることも然ることながら、投資対象となっている市場において、サービスの需給ギャップが生まれている。」 BMIリサーチ・医療アナリストのAng Wei Zheng氏は述べる。

未発達の公共医療機関 -少ない病院・ベット数により混雑した病院と、高度な医療サービスの不足- が、需要を生み出す要因となっている。ベトナムにおける、医療・ヘルスケアへの支出は、2024年までに2倍以上になると予想されている。Ang氏は、この数字は、米国ドル・現地通貨換算共に年率10%で成長すると予想している。(昨年度234.9兆ドン(US$11billion)から2024年度に619.3兆ドン(US$29billionへ)

外国資本の企業、例えばIHH healthcareやRaffles Medicalは、ベトナム市場におけるシェア拡大を図っているが、まだどの企業にも参入の余地は残されている。

高まる需要に対して、医療サービスの供給が追いついておらず、ベット数の不足がそれを端的に物語っている。

Ang氏は最近同国が直面したデング熱流行時の問題を例に挙げ、「2015年10月、HCM City Paediatric病院はベットが1400人分しかないにも関わらず、入院患者の数は2099人に上ったと報告した。」と述べている。 その結果、治療は不十分な応急処置だけで、公立病院は患者を早い段階で退院させるか、病院の廊下に予備のベットを配置しなければならなかった。

この状況に対して、政府もただ傍観しているわけではない。10月には、ハノイベトナム中央交通病院が、同国最初の病院の上場により1168億ドンを取得した。約5百万株、29.5%の株は、ある二人の投資家(個人および機関投資家)によって購入された。この上場を”成功”と呼ぶには時期尚早であるが、政府にとって、今後同様の手段による病院の資金調達を検討するに十分な材料となっている。

民間企業にとっても、ビジネスチャンスがあることは明確だ。Ang氏によると、昨年私立病院数は国内にある病院数全体の15%を占めていたのに対し、患者数に対する割合は、わずか4%であったとしている。これに対し、中国では私立病院は患者数全体の12%をカバーしている。

このような状況から、ベトナムのヘルスケア産業が今後も発展していくことは明らかである。

 

(参考)Analysis: Healthcare spending in Vietnam to grow 164% by 2024

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