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新型人工心臓ポンプ、シンガポールで初めて実用化される

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シンガポールのthe National Heart Centre Singapore (NHCS)は、国内で初めて、新たに開発された人工心臓ポンプを患者に移植したと発表した。この人工心臓ポンプは、実験段階で生存率の上昇や心不全の症状の緩和などの効果が証明されている。

6か国から50人の患者を集めて行われた実験は、1年間にわたり実施され、被験者の92%が生存、83%に心不全の症状の緩和が見られた。

昨年11月、その人工心臓ポンプはRajamohan Pekrisamy氏(44歳)に移植された。なお、彼はアジアで初めての患者であった。“The Heartmate 3”と呼ばれるその人工心臓ポンプは、心臓移植を待つ患者の延命を目的としている。この人工心臓ポンプの費用は218,000 USドルであるが、Rajamohan Pekrisamy氏は費用の80%を補助金で賄っているほか、メディセーブやその他の制度を使ったため、自費負担はない。

「移植前は、いつも疲れていたし、バス停1,2駅分しか歩けなかった。今はもっと歩けるし、食欲もある」と彼は語る。

NHCS心臓外科のシニアコンサルタントで、非常勤準教授であるLim Chong Hee氏は、次のように述べる。
「私たちは、苦しむ患者を救う新たなテクノロジーをいつも探しているし、心臓移植はすぐにできるものではない。心臓補助機器がなく、薬だけに頼った場合、1年以上生存できる患者は半分にも満たないであろう。」

この人工心臓ポンプは、血栓形成を防ぐ技術も取り入れているほか、拍動を人工的に再現する。
患者は、2つのリチウムバッテリーで約17時間動くことができる。

NHCSでは、平均で年に3回、心臓移植を行っている。

NHCSは、これまでいくつか心臓補助機器を導入しており、“The Heartmate 3”は3番目である。
古い2つの型は、まだ使用されているが、生存率がそれぞれ91%、90%である。

これまで、このような人工補助機器は67回移植されており、NHCSは年に15回実施したいと語っている。

※The Heartmate3 : 人工心臓ポンプで、人間の心臓(左心室)に直接移植され、酸素が体に行き渡るよう補助を行う。

(参考)New heart pump used in Singapore for the first time

※写真はイメージです

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