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医師が開発したヘルスケアアプリMyDoc・シンガポールを市場を席巻

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Dr Snehal Patelは医師家系出身でアメリカのコロンビア大学で勉強することを勧められた。しかし、弁護士になるというアイデアも彼にとってはとても魅力的であった。彼の興味は尽きることなく、同大学で薬学・医学(整形外科)を学ぶと同時に、法律の学士を取得するに至った。

両学位を2003年に卒業した彼は米国のニューオリンズで生まれ育った。両親は1970年代にニューオリンズの病院にて医師として働くのを打診された際にインドのアハメダバードから引っ越して来たそうだ。

Dr. SnehalはHarvard大学での薬学修士課程を2004年に終了した。しかし、数年ボストンの複数の病院での勤務後、彼は法学を生かすことを決めた。「私は好奇心を持ち続け、臨床医学を超えた他の事に挑戦したかった。医学は大好きだが、私自身ビジネスや法律・政治の場の方があっていると客観的に分かっていたんだ」とシンガポールのPRイベントで語った。

彼の最初のスタートアップ業界への進出は、弁護士としてCravath, Swaine and Mooreで働き、ヘルスケア業界の合併と買収を担当している時に始まった。

当時、彼は米国のベンチャーキャピタルからのオファーを複数もらっていたがすべて辞退し、2008年からシンガポールのRichard Chandler Corporationにてベンチャーキャピタルの投資家として働くことに決めた。彼はヘルスケアと教育産業の新興企業に対して投資をするためにインド・ベトナム・フィリピン・インドネシアの各地を行脚した。

一人の投資家として、これらの国のヘルスケア産業にはたくさんの機会があると気づき、「投資家としてではなく、スクラッチから新しい事業をやる事がとても楽しいと気づいたので、私は仕事を辞めて会社を起業しました。」と語った。

Dr Snehalが発展途上国を視察した時、シンガポールと比べてインフラが整っていないことに気づいた。その時彼は「もし、病院・クリニックへのアクセスが困難な人々が、指一本で簡単にアプリを通して病院・クリニックなどのヘルスケアにアクセスできたらどうか」と考えた。

彼が2011年にRichard Chandlerを離れる際、彼は38歳シンガポール人のVas Metupalle医師を紹介された。Vas医師はインドのアーンドラ・プラデーシュ州出身だが、シンガポール出身。英国ケンブリッジ大学の内科・外科学士を卒業する前にRaffles Institutionで勉強していた。彼は米国ボルチモアのJohns Hopkins病院やインドのデリーにあるAll India Institute of Medical Sciencesなどで様々な研修を受けた上、シンガポールで放射線医師として働き、遠隔放射線を扱う会社を創業した経験も持っている。

二人は、ウェブ・モバイルのアプリケーションで患者が健康情報をシェア・オンラインで医師の診療をうけられるアプリのMyDocを始める前に、これまでの彼ら自身の経験を基に考えられたアイデアを検証することを始めた。

Snehal医師はTabla医師に対して、「MyDocへの技術の応用は成長市場に良い影響を与える。このようなシンプルなサービスはシンガポールにも必要だと私たちは気づいたんだ。シンガポールは良質なインフラ・良い技術と医療がありアジア各国でヘルスケア事業を展開する前の最初の事業を始める場所として最適である。」と語った。

エンジニアリング・パートナーシップ・セールス部門を率いた創業者たちは自分たちの貯蓄を投資し、春からシンガポールのエンジェル投資家・ベンチャー投資家から出資を受けることとなった。

アプリケーションはIOSかAndroidストアからダウンロードでき、薬剤師と医師に健康状態に関しての質問ができる仕組みとなっている。機能としては遠隔診療による、音声・ビデオ・テキスト・双方向通信・診察の予約と健康記録などが含まれている。

また、彼らは血液検査の結果やX線写真を含む健康診断の結果を受け取り、アプリに記録する取り組みも行っている。

4歳の子供を持つPatel医師は「検査結果でわからないことがあったら、疑問を解消するためにアプリを開いて医師メッセージを送り医師が返信してくれます。重大なことがあれば医師がビデオチャットで話そうと提案してくることもあります。このアイデアは病院にて紙媒体でもらった検査結果を後、どこに置いたか忘れてしまう・間違えて捨ててしまう、というプロセスを変え得るかもしれません。」と述べていた。

MyDocによってすべての健康情報が一つの場所で管理でき、過去の記録を追える。それによって人々の健康情報更新頻度が上がったこと創業者達は発見した。

シンガポールでは、15,000人を超えるスマートフォン保有者と1,500人もの医師がこのアプリを使用している。一番大きなパートナーの一つが自社でウェブサイトにアプリを設置しているGardian Health & Beautyで、人々が薬剤師と医師に質問をできる仕組みを導入している。

MyDocは医師同士がお互いにセカンドオピニオンを聞くためにチャットやビデオ通話が出来るように設計されている。そのアプリでは安全に医師同士が患者の情報を共有できる機能も備え付けられており、医師はウェブサイトでもアクセスできるようになっている。また、MyDocによって保存されている論文を、手間をかけずに参照することが出来る。

このアプリは患者に対しては無料で提供され、病院・クリニックに対してソフトウェアを年間契約で提供することによって収益を上げている。

現在、このアプリはシンガポールとマレーシアのみで使用されているが、近い将来、類似のビジネスをインド・フィリピン・インドネシアで導入しようと考えている。

参考ウェブサイト:http://yourhealth.asiaone.com/content/doctors-simplify-healthcare-communication-app

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